こんにちは。
前回イギリスのナーサリー(幼稚園・保育園)について紹介していきました。
【イギリスで子育て】保育園・幼稚園について ナーサリーとは?
今回はナーサリーに続く、イギリスの教育の流れをお伝えしていきたいと思います。
目次
イギリスの義務教育は?
イギリスはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国に分かれていて、それぞれに教育制度や義務教育の期間も異なります。
現在はロンドンを含むイングランドの義務教育は5-18歳までとなっていて、スコットランドとウェールズは5-16歳、北アイルランド4-16歳となっています。
実はイングランドも以前は他の国と同じ16歳までとなっていましたが、2015年から18歳までに引き上げました。
というのも、就業しなかったり、就職するための訓練を行わない若者(NEET)の問題に対応するため引きあげに至ったようです。
イギリスの公立学校は無償になっており、国民の8~9割は公立で教育を受けさせます。
名門私立学校は全体の5%くらいというのですから、ここに若干の階級社会を感じますね。
私は一般の一駐妻なので、ここでは公立学校のことを主に紹介していきます。
レセプションとは?小学校はいつからなのか
では5歳になったらみんな小学校にはいるのか!と思いきや、イギリスにはその下の学年、レセプションという学年が存在します。
レセプションは4歳になってから迎える9月から始まります。
政府のホームページにも、ほとんどの子供は4歳(レセプション)から教育を受けると記載されています。
Most children start school full-time in the September after they turn 4.
引用:https://www.gov.uk/schools-admissions/school-starting-age
レセプションは入学する小学校の学習準備期間とされていて、義務教育期間に入るので学費も無償となっています。
次に小学校に当たるPrimary school。
こちらはYear1からYear6と呼ばれていて、5歳から11歳になるまで学習します。
その後Secondary schoolと呼ばれる中学校は11歳から16歳まで。
セカンダリースクールは日本の学校と同じように様々なプライマリースクールから生徒が集まってきます。
また女子校や男子校、宗教によって選ぶなど、幅が広がります。
ですがまあ家から通える範囲から選びますね。
16歳から18歳はFurther educationと呼ばれる期間に入ります。
多くの学生は勉強する科目を3-5科目選んで専門的に勉強するようです。これは大学受験を見据えて科目を選択する必要があります。
または科目は選ばず、職業教育を受ける学生もいたり、職業訓練をうける人も出てきたりと将来を働くことへの準備期間として当てられます。
公立学校への申し込みの仕方・期間
公立はnurseryから申し込みが必要になります。
自治区によって多少違うかもしれませんが、毎年1月に自治区のサイトからアプリケーションフォームが発行されます。
5月の初頭までに行きたいナーサリーへと提出することになっており、結果は5月の終わりにでます。
申し込みは複数でも可能になっています。
希望の園に受かったら、その年の9月からナーサリーに通うことになります。
Receptionは大抵9月の初めから年明けの1月の半ばまでが申し込み期間となっています。
全て自治区のサイトからのオンラインの申し込みになっており、ナーサリーからその公立校に通っていたとしても、レセプションは自治区を通しての申し込みが必要になります。
これは義務教育が始まるからですね。
まとめ
今回はイギリスの教育の制度と、公立校の申し込みの流れなどをざっくりとお伝えしていきました。
申し込みの流れなどは自治区によって異なる箇所もあるかと思うので、これから小さいお子さんをイギリスの学校に入学させる予定のある方は、自身の自治区のホームページを参照してみて下さいね。
なにか困ったことがあれば少しでもお力になれればと思うのでお気軽に連絡してください。
以上イギリスの教育過程についてでした。