イギリスで子育て

【イギリスで子育て】保育園・幼稚園について ナーサリーとは?

こんにちは!

小さい子を連れてイギリスに住むことになった方、またこちらでご出産されてイギリスで子育てする方、
イギリスの保育園や幼稚園事情ってどうなっているのかとても気になりますよね。

今回は私がそうだったように、知識がなくてもなんとなくイメージできるようイギリスの保育園・幼稚園事情についてご紹介していきたいと思います。

何歳から始まるの?

イギリスでは小さい子を預ける施設のことをナーサリー(nursery)と言います。

公立のナーサリー三歳になってからの次のターム(だいたい9月か1月)から始まります。
これは日本でいう幼稚園みたいな存在ですね。(日本は4歳になる年度の4月から入園)

公立のナーサリー以外だとプレスクールプレイグループと呼ばれる、公立のナーサリーにくっついているものや、
デイナーサリーと呼ばれるところがあり、園によりますが二歳前後から預けることができます。

プレスクールプレイグループだと公立にくっついているので保育料が安くなっていて、現地家庭にも人気があります。
預けられる時間は各々のプレイグループによって違いますが、だいたい9時から15時~16時となっています。

デイナーサリーについても各々異なるので一概には言えないのですが、プレイグループよりも預けられる時間は長く、フルで預けたら8時から18時までみてくれるところもあります。

もう一つの選択肢は私立のデイナーサリー
プライベートナーサリー、通称プライベートと呼ぶことが多いです。
これは日本でいう保育園のような存在で、共働き世帯が利用するのが通常。
生後3か月から受け入れてくれるところもあります。ここはもうびっくりするほど保育料が高いです。
だけど自分の時間を大切にしたい方は二歳くらいからこちらを利用する家庭ももちろんありますよ。(入園時期は決まっていないので、自分の入れさせたい時期から入園できます)

これらはプレスクールとも呼ばれていて、義務教育の始まる5歳までを受け入れています。

日本人家庭は公立のナーサリーが始まる前にプレスクールプレイグループやどこかしらのディナーサリーに2歳頃から預け始める人が多い印象です。

どのくらいの頻度で預けるの?

イギリスののナーサリーは預ける時間の自由度が高いです。
日本のように預けるのだったら週5毎日!ではなくて、週に2回~決めることができ、またMorning session(午前中のみ)やAfternoon session(午後)、またはFull(午前午後両方)から決めることができます。

私は娘を2歳5か月から、週に3回フルで、現地のデイナーサリーに預けていますが、
みたところ午前中だけ通わせている家庭が多い印象を受けています。

これは、イギリスでは早期学習を推進していて、どんな家庭でも3歳からは週15時間(週5の午前中分)、年間570時間の費用を補助(というか無料)してくれる制度になっているからです。
私立でもこの制度が適用されますが、保育料が違うので園ごとに補償分が算出され、それ相応の保育料を支払うことになります。

どうやってナーサリーを探せばいいの?

自分の住んでいる自治区のサイトを見る

自治区(borough)のサイトから自分の住んでいる地域のポストコードをいれれば検索できるようになっています。
これは一例で、Hounslowという地区のサイトですが、

まず”自治区の名前(ここではHounslow) nursery”と検索します。

そしてサイトに入り、HomeからChildcareをクリックします。

右上部にポストコードを入れる場所があるので入力します。

そうするとそのエリア全体の施設やチャイルドマインダーやナニーさんも含めてでてきます。

ナーサリーだけに絞りたいときはカテゴリの中の、Day nurseryとPreschool playgroupを選択すればOKです。

グーグルマップから検索

便利な世の中になったもので、グーグルマップで”nursery”と検索すれば家の近くの園を探すことができます。

近所を散歩

文字ずらやホームページだけは園の様子や雰囲気は分からないもの。
子供とお散歩がてら気になる園の近くを通ってみたり、見逃がしていた園との出会いもあるかもしれません。
なんたって家からの近さが一番ですからね。笑

近所の子持ち駐妻に聞く

やっぱりこれが一番手っ取り早い方法です。先人に聞くのに越したことはありません。

そして気になった園があれば連絡して見学に行きましょう
園ごとに雰囲気は全然違います。これは日本でも一緒です。

モンテッソーリやシュタイナー…教育哲学も気になる

海外では日本に比べて教育哲学を掲げているところもかなり多くあって、それがより身近に感じられます。
日本でも最近耳にすることも多くなったモンテッソーリはやはりイギリスでも人気です。
このような教育哲学を掲げているところは、多くが私立のデイナーサリー(プレスクール)にあります。
このような教育哲学を掲げている園は二歳から入れることが多いのですが、このような園は人気でもあるので早いうちから申し込みを済ませ、ウェイティングリストにいれてもらうという方法が必要になってくる場合もあります。
どうしてもここに入らせたい!という園があれば早めにコンタクトを取っておくのがベターですね!

自治区のサイトに載っているデイナーサリーにも、モンテッソーリを掲げている園はいくつかあります。
気になる方はチェックしてみて下さいね。

ちなみにモンテッソーリは、遊びのことをワーク(お仕事する)といいます。
また終日預ける場合、手作りが推奨されているようでお弁当は持参で、保育時間も公立のプレイグループのように15時や16時にお迎えすることが多いです。
保育というよりは教育の一環という感じがしますね。

まとめ

今回はナーサリーについて説明してみました。
まとめて総称されすぎていて、混乱してしまうんですよね。

ナーサリー選びは、家との距離に加えて預かり時間や弁当やおやつ(スナック)の有り無し、園庭があるかないか、先生やママたちの雰囲気などなど考えることたくさんですよね。

見学はぜひとも旦那さんと一緒にいってもらって、相談しあいながら決めたいものですね。

次回はナーサリーの申し込みについてや流れ、ナーサリー後のイギリスの教育過程などを紹介していきたいと思います。

追記しました!
【イギリスで子育て】イギリスの教育過程はどうなっているの?