イギリスで子育て

中世の街並みが残る街、Kingston(キングストン)へ

こんにちは、ナミです。

今回は南西ロンドンに位置するKingstonという街についてご紹介したいと思います。

多くの日本人が住む西ロンドンからは電車を使って中心部に行くのは子連れだとなかなかハードルが高いこと(ほとんどの駅にはエレベーターがないから)。バスの方が子連れに優しいのでバスでいけるキングストンはありがたい街なのです!

マーケットで栄えた街・キングストン

テムズ川沿いに位置するキングストンは、かつてロンドン中心部へ向けた農産物や工芸品が荷揚げされる場所で、マーケットタウンとして栄えた街でした。
1200年代初頭からマーケットタウンとしての歴史があり、今もなお開かれているAncient marketはキングストンの見どころです。

Ancient market

こちらのマーケットは午前10時から午後5時まで毎日開かれています。
28以上のストール(露店)が広場全体に軒を連ねていて、世界各国のフードをはじめベーカリーや新鮮な果物や野菜、花屋など種類は多様です。
広場にテーブルと座席もいくつか設置されているので、子連れや軽く休憩したいときなどに便利ですよ。

キングストンは高い建物もまわりになく、チューダー様式と呼ばれるロンドン中心部でいえばリバティのような、木造骨組みの間を石やレンガなどで埋めた建物が残っていたり、道路も中世の路がそのまま現存されているので他のロンドンの街とは一風変わった雰囲気。
ロンドンにいながらも、ちょっとした小旅行にきたような気分になるのではないかなと思います。
個人的にはドイツの村や街のひとつのような印象です。

裏の小路のJO MALONE(ジョーマーロン)だってこの様式。

可愛いですよね。ついつい入って買ってしまうところでした。

クリスマスの時期にはクリスマスマーケットも開催されていて毎年大好評ですよ。(今年の2020年はコロナの影響でまだ未定)

Monday market

こちらは名前の通り、毎週月曜日に開かれているマーケット。
Cattle car parkという駐車場の一角で、午前9時から午後2時まで開催されています。
衣服や布生地、本やカードなどの文房具や日用品、フルーツや野菜が販売されていますよ。

赤い電話ボックスのアートなフォトスポットへ

1989年にイギリスのアーティストDavid Machが造った“Out of Order”という作品。
イギリスのシンボルである電話ボックスが12個ドミノ状に倒れている、なんとも興味深い作品です。
キングストンのOld London Roadに突如現れます。
ぜひ散策がてら探してみてくださいね。

ショッピングを楽しもう

キングストンの大通りにはBentall CentreやJohn Lewisなどの大型ショッピングセンターがあります。
日本人には嬉しいユニクロもありますし、イギリス版しまむらのPrimarkやM&Sなどお買い物天国です。
歩行者天国にもなっているので小さい子供がいても買い物しやすいですね。
しかもJohn Lewisの1階(ファーストフロア)には美味しいスコーンやスイーツで有名なハフキンスも入っています。
これはお買い物の休憩に嬉しい選択肢。

結構店内も広いです。

子連れにおすすめ施設PICNIC

今回私がキングストンに来た一番の目的はこの子供が楽しめる室内施設(こちらではSoft playと呼ぶ)を訪れること。
ここはカフェも併設されていて、ママ友同士でお茶をしながら子供を遊ばせることのできる素敵な施設です。
2019年にできたばかりで新しく、小さな子供ビレッジのような遊び場。
お買い物カートを押してお買い物ごっこしたり、ヘアサロンや病院、警察官にもなりきれます。
見てるのも可愛いし、子供もわくわくが止まらなそう。

予約制になっており、一日4セッションに分かれていて1時間45分の間楽しめます。
6か月未満の赤ちゃんが4ポンド、それ以降の子供は8ポンドになっており、お子さん一人につき大人一人無料です。

きっとお子さんも気に入ってくれる可愛い施設なのでぜひ訪れてみてくださいね。

https://www.picnicandplay.co.uk/

 

まとめ

キングストン、いかがだったでしょうか。
ロンドン中心部からは電車で30分弱で行くことができますし、冒頭でもお伝えしたようにバスでも行きやすい街です。

大通りからテムズ川沿いにはわずかに歩を進めるだけで出ることができます。
晴れた日に川沿いを散歩するだけで気持ち良く、カフェのテラスでテムズ川を眺めながらランチするのも楽しそうですね。

中心部でなく違ったロンドンを楽しみたい方、ぜひ訪れてみてください。