イギリスでは、キッチンに必ずと言っていいほど、オーブンがついています。
日本の電子レンジと同じような感覚で、ごく身近に日常生活で使用しているものなのです。
オーブンにイラスト表示があり、手探りでオーブンを何度か使用してみましたが、やっぱり正しい使い方が分からない。
説明書を発見したので、ざっくりと解説したいと思います。
static(静的なという意味)
上と下から同時に熱を与えるモード。一段のみの使用に適しており、中、下段で使用するのが良い。スタンダードなオーブン機能。迷ったらこれですね。
grill
薄め、中くらいの厚みのお肉をグリルするのに適しているモード。ステーキやソーセージ、ベーコンを焼くのに最適。上から熱で焼くのでひっくり返す必要があります。グラタンなど、料理の最後の仕上げに使用するのもいいですね。
fan assisted static
熱風で焼くモード。複数段同時に調理することができ(2段目と4段目がおすすめ)、ケーキやパン、ビスケットなどをお菓子作りに最適です。
fan assisted grill
熱風つきのグリルモード。塊肉や丸鶏、骨付き肉など、厚めで大きめの肉を調理するのに最適。ローストビーフもこちらで調理します。
fan assisted circular
複数段に分けて、違う食材を同時に調理できるモード。魚、野菜など同時に焼いてもにおいや味なども混ざらずに完成させることができます。
turbo
こちらは上記よりも早く、効果的に、違う食材を同時に調理できます。パワーが強いので、大きめの食材にはこれがピッタリ。
fan assisted bottom
下からの熱風で焼くモード。内側まで熱を通すことはできないので、表面を温めたり、少し熱を与えたいとき、または調理済みのものを温めるときに適しています。
★ワンポイントアドバイス
・ファン機能は数段に分けても、均一に熱を与えることができる。
・グリル機能は予熱をしたほうが良い。それ以外はべつにしなくてOK。
・調理済みのフローズンフードは一番下の段を使って解凍すると良い。(下から熱がくるので早く解凍できる)
・凍っているお肉を調理するときは下から2段目に置き、一番下にトレーを置く。(ドリップをキャッチするため。)
・グリルするときやよりよく焼き上げるには、一番下の段に水を張ったトレーを入れると良い。煙を出にくくする効果もある。
海外のものだからすぐ焼けるのかと思いきや、意外と完成するのに時間がかかります。肉一つ焼くのに30分以上とか。
現地の人も焼いてる間に別のもの作ったり違うことしたり、という風な使い方が一般的みたいです。
オーブンが身近だと、お菓子作りやパン作りも敷居が低いですよね。
お肉もオーブンで焼くとものすごくジューシーで美味しくできますよ。
これを機にオーブンと仲良くなっちゃいましょう!