本帰国が迫ってきたとき、「帰ったら仕事どうしよう」「社会復帰できるかな」「そもそもブランクがあるのに就職できるのかな」と不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。
「帰国したら何か仕事をしたい。でも何ができるのか、何をしたいのか、正直よくわからない。」
本帰国したときの、率直な気持ちです。
新卒から6年間働いた航空会社を夫の海外赴任帯同のために退職し、数年のイギリス生活を経て帰国。
そのタイミングで選んだのが、フリーランスという働き方でした。
今もまだ模索中です。
それでもこの記事を書くのは、同じように「働きたいけど踏み出せない」と感じている方に、完成した成功体験ではなく進行中のリアルをお届けしたいから。
少しでも参考になれば嬉しいです。
目次
仕事を手放した6年間のキャリア
新卒から約6年間、日系航空会社で働きました。
仕事は体力勝負で大変なことも多かったけれど、やりがい、みたいなものは感じていました。
空港という非日常的な場所で、さまざまな人と関わったり、滞在先で過ごす時間は純粋に楽しかったです。
一人目の出産後、長女が1才になり育児休暇から復帰。半年も経たないうちに夫の海外赴任が決まりました。
育児と両立することやこの先も不規則な勤務の中で子育てすることに悩んでいたので、海外赴任についていくことに関してあまり迷いはありませんでした。
ただ、辞めてからキャリアをどうしていくかについてはノープラン。不安が少しでもなかったわけではありません。
だって復帰するにも、保活をしたり復帰訓練もありました。「夫に振り回されるな〜」というモヤモヤした感じも正直少しありました。(仕事だからしゃあないけど)
イギリスでの生活が始まると、子育てと新しい環境への適応で毎日があっという間に過ぎていきました。
仕事のことはだんだん遠くなっていったけど、ここでの暮らしを誰かにとって役立つものにしたい、記録しておきたいと、ブログを始めたのもこの時期です。
フリーランスを選んだ3つの理由
帰国後は次女が2歳。手がかかるし可愛いしで、仕事についてはまだあまり考えていませんでした。
その上3人目の妊娠がわかり、マタニティ生活を送りながら日本での帰国1年目の生活がスタート。
本帰国後2年目、長女が小学生に上がり次女も幼稚園入園、一番下が1歳を迎える頃「そろそろ自分の時間を持ちたい」「子育てだけでなくもうひとつのベースを持ちたい」「働きたい、けど3人いてやれるのか」「就職できるのか」「フリーランスとしてやっていくか」など、とても迷った時期を迎えました。
そして出た答えがフリーランス。理由は大きく3つあります。
理由① 子育てとの両立を考えたら、自然とこのかたちになった
子どもが熱を出したとき、学校行事があるとき、子どもの「今」に寄り添いたいとき。
フルタイムで組織に属することへの違和感を、帰国後の日本でより強く感じるようになっていました。
子供たちの帰宅は早いし午前授業も普通にある。長期休みもあるし、習いごとの送迎もある。二人分、そしてこれからは3人分。パズルのような時間の組み立ては、とてもじゃないけど夫婦ふたりで普通の会社員だと、日常生活をまわすことが不可能でした。
「フリーランスを選ぼう」と意識的に決めたというより、子育てを中心に考えたら自然とこの方向になっていた、という感覚に近いです。
今しかない子供の幼いこの時間。
子供のペースで一緒にいれる時間が私にとって何より幸せだと思っているからこのかたちになりました。
理由② 収入より先に、時間の自由がほしかった
正直に言うと、最初から「フリーランスで稼ぐ」を目標にしていたわけではありませんでした。
それより先に「自分のペースで動ける時間がほしい」という気持ちの方が強かった。
イギリスで感じた「仕事とプライベートの境界線の大切さ」が、この気持ちをより明確にしてくれました。
向こうの人の割り切り方は想像以上にすごくて、休日に仕事をメールをするとキレられるとか。そのくらい、プライベートを大切にしている。仕事は「生きるために必要なこと」と考えている人が多そうです。
私も、仕事に振り回されるのではなく自分の生活に溶け込ませたスタイルを目指していきたい。心の余裕が子育てする上でいちばん大事なことだと思うからです。
理由③ せっかくなら、自分のスキルと経験を活かしたかった
航空会社で6年間培ったコミュニケーション力や接客経験。
イギリス生活で磨いた英語力と異文化への適応力。そしてこのブログを通じて育てている発信を続ける力。
「組織の一員として働く」より「自分の経験を直接かたちにできる仕事をしたい」という気持ちが帰国後に強くなっていきました。
ブランクがあっても、積み上げてきたものは消えない。それを信じてみようと思いました。
今では、フリーランスとして業務委託というかたちでライティングをしたり、前の会社のOBサイトを通じて接客の案件に応募したり。正直なかなかうまくいかないことも多数あって、心が折れかけることもあります。迷走もします。
並行して、前職を活かした仕事を目指して勉強中。個人事業主として新たな挑戦もしながらフリーランスをしているという感じです。
今もまだ模索中。それでも「動いてよかった」と思っている
まだ、「フリーランスとしてこれで食べていく」と胸を張れるほどの状態ではありません。
それでも、完璧に準備が整ってから始めようとしていたら、たぶん今も何も始められていなかった。
「まず動いてみる」を選んだことで、少しずつ見えてきたものがあります。自分が何をしたいのか、何が得意なのか。やってみないとわからないことは、思っていたより多かったです。
同じように「働きたいけど踏み出せない」「育児と仕事のバランスで悩んでいる」という方がいたら、完璧じゃなくていいと思います。
私もまだ途中です。一緒に試行錯誤しながら進んでいきましょう。
これからも、フリーランスとしてのリアルな過程をこのブログで書いていきます。
