イギリスでの生活

【おうちで楽しむ海外生活】フィンランド風シナモンロールの作り方

こんにちは、ナミです!

今日イギリスでは今年2回目の雪が降っています。

外に出るのは寒いけど、しんしんとゆっくり落ちてくる雪を窓から眺めるのは大好き。

こんな日はおうちにこもって食べたいおやつをつくってコーヒーブレイクはいかがですか。
北欧では、「fika(フィーカ)」という文化があって、「お茶を飲みながら休憩する」ことを意味する言葉があります。
それもひとりでではなくて、誰かと一緒に。

「fika」はコーヒーだけなく、甘いものを添えるのが決まり。
その定番はずばり「シナモンロール」です。

北欧のシナモンロールは日本のパン屋さんに売っているような甘ーい砂糖がたっぷりかけてあるものとは少し違って、ちょっぴり大人な味。

その秘密は生地にカルダモンというスパイスが入っているから。

カルダモンはカレーを作るときによく使うスパイスですが、北欧の人たちはパンの中にカルダモンを練りこむのが好きでよくパン屋さんに売っているんだとか。

今回はフィンランド風のシナモンロールをつくってみたので作り方をご紹介したいと思います。

材料

約16個分

(生地)
強力粉 450g
砂糖  45g
溶き卵 1/2個
牛乳  250g
ドライイースト 8g
塩 小さじ1/2
カルダモンパウダー 大さじ1/2
バター 70g

(フィリング)
溶かしバター 50g
グラニュー糖(砂糖でも可) 45g
シナモンパウダー 大さじ1

(トッピング)
溶いた卵黄 1/2個
ざらめ糖(あれば)適量

材料はこんな感じです。
生地で使うバターは常温に戻しておいてくださいね。

カルダモンパウダー(cardamon groundという名称)ですが、イギリスのスーパーならどこでも売っているかなーと思いきや、ウェイトローズにもM&Sにも売っていなくて(たまたま行った店舗に置いていなかったのかな?)、モリソンズにおいてありました。
多国籍スーパーモリソンズ、さらに好き♡

作り方

生地作り

①牛乳を小鍋に入れて人肌程度になるまで温める(レンジでもOK!)

②温めた牛乳をボールに移して、ドライイーストをいれて混ぜる

③砂糖、卵、カルダモン、塩を加えて泡だて器でよく混ぜる

④強力粉(量の3/4程度)を少しずつ加えてよくこねる

⑤常温に戻したバターを加えてバターが生地になじむまでこねる。残りの強力粉も入れてこねる

たくさん捏ねることで生地がふわふわになります!ふわふわ目指して楽しく捏ねましょ♪

⑥生地がまとまってきて、表面が滑らかになったら生地を丸くまとめる

⑦ふきんをかぶせて生地が2倍くらいになるまで、1時間ほど発酵させる

発酵後

※溶かしバターを使うので、湯せんかレンジで溶かしておく

①生地を延ばす台またはまな板に打ち粉(分量外の強力粉)を軽くふる

②生地をボールから取り出し、麺棒で30×60くらいの大きさに延ばしていく

③ハケで溶かしバターを全体に塗り、その上にグラニュー糖、シナモンの順でふりかける

恵方巻きをつくるのと同様、上部3cmくらいは残しておいた方が巻きやすいです!

④手前から巻いていく

巻き始めはしっかり生地を折り込んで芯をつくるようなイメージで固めにまくと良いです!

④閉じ目を下にして、端っこから斜めに切り分けて16等分にする

⑥生地の小さい方を上から親指でぎゅっとつぶす

⑥天板にのせて、布をかけ30分ほど二次発酵させる

二次発酵後

※二次発酵中、オーブンを220℃で予熱しておく

①溶き卵をハケで表面を塗る。お好みでざらめ糖(デメララシュガーやパールシュガーなど)で飾る

②220℃のオーブンで15分ほど焼いて、

完成!

焼いている途中からカルダモンとシナモンのいい香りがお部屋に充満しました♡

まとめ

温かい淹れたてのコーヒー片手に食べるシナモンロールは格別。

カルダモンのいい風味と中の溶けだしたバターとシナモンのフィリングが最高でした。

窓の外の雪を眺めながら、在宅ワークの夫とほっこり食べましたよ。これぞfika。
(在宅いつまで続くんだろう…笑)

さて充電完了したところで娘の保育園のお迎えに行って参ります。(雪やんで。)

フィンランド語でシナモンロールはkorvapuusti(コルヴァプースティ)といって、「つぶれた耳」や「ビンタされた耳」という意味を持ちます。

そういわれれば親指で潰したあとのシナモンロールの形、つぶれた耳にみえますね。おもしろい語源!

北欧でシナモンロールと言えば、日本でいうおにぎりみたいな存在で、それぞれの家庭によって作り方や分量は様々です。
今回は強力粉で作りましたが、小麦粉をつかってもいいし、スパイスの分量はお好みでOKだし、焼き加減だって自由です。

フィンランドで「好きなシナモンロールがあるカフェは?」と聞くと、「あのカフェもいいけど、お母さんがつくるシナモンロールが一番だよ」なんて返事もあるほど。
まさにおふくろの味ですね!

みなさんも好みの味のシナモンロールを見つけてみてはいかがでしょうか。

では、今日もいい日を!

イギリスの砂糖についてはこちら⇒イギリス【砂糖の種類】